審判込みの一般化詰将棋問題を考えよう その③

勝ち負けに関わるパーツを説明する。

 

前回

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 (2)馬の利きが通っていると通過できる配置

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(EXPTIME論文 図12(a)より(一部改変))

・1一~12十二のラインが変数操作部の馬利きがあったり無かったりする。

・12二~2十二のラインには常に遠くから角が利いているとする。

3十一龍、4九玉から追っていくが、7六玉のタイミングでは、馬の利きを背景に6六龍とするしかなく、逆に言うと馬の利きが存在しないと手順の継続が不可能になるというギミック。

つまり、

馬利きあり→通過

馬利きなし→不詰

(記号は、緑の□を使う)

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(3)馬の利きが通っていると即死する配置

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(EXPTIME論文 図13(a)より(一部改変 + 6五香を攻受を反転させている))

・1一~12十二のラインが変数操作部の馬利きがあったり無かったりする。

・12二~2十二のラインには常に遠くから角が利いているとする。

同様に追っていくが、馬の利きが通っていると7七馬と飛び込む手があり詰み。そうでない場合は、通過して左上へ。

つまり、

馬利きあり→詰み

馬利きなし→通過

(記号は水色の□を使う)

 

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※前回触れた馬の利きに関わらず通過できる配置は、

馬利きあり→通過

馬利きなし→通過

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次回

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