審判込みの一般化詰将棋問題を考えよう その⑤
を作ってみる。スーパーがっしゃがしゃパート。
無計画にやるとこうなる。
もはや他人に通じるとは思えない。
たすけて
前回
uso-800-plus-alpha.hatenablog.com
3 お題を構成する
12DNFを作るのは苦しいので、がっつり制限して以下のものを作る。
論理変数の集合と
とする。今回は、
※どちらが勝ちか確かめていません。
こんな図
①上2列は、受方勝利時の判定
との論理式の肯定否定を逆にした方に、馬の利きがあると即死する配置を設置する。
→受方は、即死を回避できるルートが確保されたとき(かが真)にこの列を選択する。
②次の2列は、攻方勝利時の判定
との論理式の肯定否定のとおりに、通過に馬の利きが必要な配置を設置する。
→攻方は、最後まで通過できるルートが確保されたとき(かが真)にこの列を選択する。
③その下は延々と論理変数の真偽を交互に入れ替える配置
右側を攻方の論理変数()、左側を受方の論理変数()として、並べていく。
※この部分の構成にだいぶ大きな勘違いがありました。
当初は、こんな配線だったんですが、
この場合、受方が変数を操作した瞬間に連続王手の千日手が成立するパターンが存在することに気付きました。修正版では、受方がどの変数を選択するかを確定させた後に、審判部分(左)に入射させることにします。そのため、受方に桂馬を「変数の数-1枚」持たせておいて、分岐のデータを残しておくことにします。
さらに、右側ルートで攻方王が打歩詰になるときに、桂合されると危ないので、桂馬を品切れにしておきます。
ついでに言うと、1箇所青丸入れ忘れています。
今回の図面が、桂をたくさん持たせる構図にしても、耐障性があるか分からないのですが、暫定的に・・・・・・
4 仕様
(1)必須のもの
受方持駒は、桂馬 × 上記の適量数、歩 × 数枚とする。
(2)議論上あったほうがよいもの
よりに近づけるために、千日手判定を4回目の同一局面ではなく、2回目の同一局面で行う。
受方が変数を変更する際の攻方の戦略としては、変更後の盤面が初出のときには
9九→10八→11十のルートで龍を動かし、
2回目の場合(=受方負け)の場合には
9九→9八→10九のルートで龍を動かす。
受方がどの変数を変更するのか決定したあとに、攻方は龍の位置を決定できるので、この戦略で大丈夫なはず・・・・・・
この回数制限を入れることによって、ゲームの複雑性は簡単にはなっても、難しくはならないはず。したがって、2回制限を入れてEXPSPACE困難ならば、4回制限でもEXPSPACE困難なはず。
次回