審判込みの一般化詰将棋問題を考えよう その②
パーツ解説パート。
前回
uso-800-plus-alpha.hatenablog.com
2 パーツの説明
主要なパーツについて紹介していきます。
今回も龍追いをベースに作っていきますが、「普通の道」等については省略します。
(1)変数制御部
(EXPTIME論文 図10より(一部改変))
上下が繋がっていることに注意。
龍追いで34五玉まで追いかけたタイミングで、21五飛(←下段21十七から)と王手を掛けます。このときに、上段22六馬の利きが閉じられ、22十八馬の利きが開くことがポイントです。
逆パターンでは、
龍追いで7十七玉まで追いかけて、21十七飛と王手を掛けます。上とは逆に、上段22六馬の利きが開かれ、22十八馬の利きが閉じる点に留意してください。
今回は、飛車が上にいるときを「真」、下にいるときを「偽」と呼ぶことにします。
このとき、受方分岐と組み合わせて、
(※例によって45度傾いたもの)
とすると、通過する度に真偽が入れ替わる形にすることが出来ます。
馬の利きと龍追いが干渉する部分については、馬利きの有無に関わらず、通過が可能な配置を構成できるものとします。
(※原論文は当該箇所不完全)
記号はこんな感じで使うことにする。
※受方分岐と平面交差を省略しているので注意
次回